文字列ヘルプ

BibTeXは、@String {(キー) = 値} と指定することで固定文字列を記憶させることをサポートしています。 JabRefは、文字列の管理をBibTeX→文字列を編集(これは文字列エディタを開きます)でサポートしています。指定した値は、フィールド中で使用することができます。例えば、BibTeXファイル中で

@String { kopp = "Kopp, Oliver" }
@String { kubovy = "Kubovy, Jan" }
@String { et = " and " }

と指定してあれば、どこかの項目中で、例えば、@Misc{ author = kopp # et # kubovy } あるいは @Misc{ author = kopp # " and " # kubovy } として使うことができます。JabRefフィールドエディタ中では、authorフィールドに #kopp# #et# #kubovy# あるいは #kopp# and #kubovy# のように挿入します。

JabRefでは、文字列の概念を拡張して、これら@Stringに型を導入しました。問題は、そのような文字列の型をBibTeXファイル中でどう保管するかですが、JabRefは、以下のように前置句を加えることで型を追記します。

author型の@Stringは、authorフィールドとeditorsフィールドでのみ使うことができます。同じく、institution型の@Stringは、institutionフィールドとorganizationフィールドでのみ使うことができます。other型の@Stringは、どこでも使用することができます。

下記の通り、同じinstitutionを複数の型に持つこともできます。

最後の例は、矛盾しているように見えるかもしれませんが、重複を避けた上で、人名と組織名を統一的に扱うためのものです。